2011年10月31日月曜日

3作目の自作スピーカー組み立て開始

新しい自作スピーカーの組み立てを始めました。3作目になります。
今回は奥行きの薄い形のバスレフです。

組み立ての精度があまりにも悪かった2作目の反省を踏まえて、
100円ショップでクランプとL型金具を買って、こんなことをしてみました。


これで直角を出したいと思います。
L型金具は金属なので、ボンドはくっつかないはず。
端材で実験した結果は、なかなか良好だったので、期待してます。

ちなみに方眼シートも100円ショップ。
これで確認しながらいこうかなと。


2011年10月30日日曜日

再び、吸音材

吸音材で何が変わるのか?
もう一度、測定してみることにします。

まずは、スイープ波によるオリジナルのデータ。



メラミンスポンジを薄く切り、110x20x5(mm)ぐらいのものをつくり、
空気室の底面に両面テープで貼り付けました。


200Hz、700Hz、2.5kHzの凹みが改善されてます。
そのかわり15kHzあたりに大きな凹みが生まれました。1.8kHzも凹みましたね。
聴いた感じ、「死んだ音」にはなっていませんので、改善と言えるかも知れません。

次に、ダクト出口から上の部分の側面に、同じスポンジを縦向きに貼りつけました。



なんと、700Hzの凹みが復活。その代わり1.8kHzは改善。
15kHzの凹みは、さらに深くなった気がします。
これは改善と言えるのかどうか? 

しかし、吸音材でデータが変化するということはわかりました。
いろいろやってみると、まだ新しい発見があるかも知れません。

このブログ。
自分のデータの整理のために書いてます。


2011年10月28日金曜日

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術[基礎知識編]によると

ホーンの開口が十分に開ききっていないバックロードホーンは、
早めにレベル低下を起こし、凹凸も大きくなる

ということが書いてありました。下の図のような感じでしょうか。


実線が理想だと思いますが、点線のようになってしまうらしいです。
まさにうちの自作2号機にあてはまる感じがします。


これは自作2号機の測定波形。
ホワイトノイズではなく、スイープ波形(正弦波の組み合わせ)を使っています。
「スピーカー 測定」でググって参考にしました。

…となると、これは設計的な特性であり、個性なのかも?
エージングや調整で解消できる話ではないのかも知れません。

もう少しつきあってから、次回作を考えようかな。



2011年10月26日水曜日

自作スピーカー2号機の問題点

バックロードホーンでつくった2号機の問題点。
音がこもって聞こえる。
エージングで改善されるのかと思っていたら案外に改善されず、
自作1号機のほうがのびのびと音楽が楽しめます。

小音量だから、というのもあると思います。

でも、それだけなのかな?
と思って、測定した周波数特性を眺めたり、
音楽を流しながら波形を眺めたり、
それを2つのスピーカーで比較してみました。

気がついたことが2つ。

(1)2号機の200Hzの落ち込みが大きい。
特にこの帯域は男性ボーカルに悪影響が出ている感じ。
計算してみると、クロスオーバー周波数は200Hzぐらいのところにあります。

(2)2号機は2kHz~4kHzの落ち込みが大きい。
倍音が出ないような、響かないような、デッドな感じはここからきているのかも。


一言でクセが大きいということでしょうか。
確かに管弦楽の低音パートなどは「いいな」と思うところがあります。

10×S0(cm2)/V0(liter)=ドライバとホーンのクロスオーバー周波数(Hz)


この式を信用するなら、もう少しクロスオーバーを下げるといいかも?
スロートをも少し狭くしてやればいいのかな?
それとも空気室を広げる?
ボーカルにクロスオーバーかぶるのは仕方ないとしても、
もうちょっと落ち込みを小さくしたいところです。

実験できるだろうか……スロートになんか詰めてみるか?


2011年10月25日火曜日

ASIO4all, WASAPI, KS の周波数測定

以前、ASIO4all, WASAPI, KS の比較を書きましたが、
波形で見たらどうなのかを試してみました。

以下、foobar2000+ASIO4all, WASAPI, KS の結果になります。







さて、どうでしょう?
私には全く違いがわかりません……

聴き比べると違う気がするんだけどなあ。



2011年10月23日日曜日

自作スピーカーの周波数測定(2)

今度は自作スピーカー2号機のバックロードホーンを使います。
先日のブログで書いたパッキン自作の効果があるのかどうかをみてみます。

スピーカーユニットはFE-83En。
スピーカースタンドは使いません。オーディオボードの上に直置きです。

上はパッキン交換前(スピーカーユニット付属のもの使用)
下は自作パッキンに交換した後です。





どうでしょう?
あまり違いはないですね。
強いて言うとパッキン交換後の方が妙な落ち込みが少ない、なめらかなグラフに、
…見えなくもない、という程度でしょうか。

2kHz~4kHzが全体に凹んでいるのが、やっぱり気になりますね。
自作1号機のほうが優秀なのかな?
聴感としては、バックロードの方が雰囲気のある音になる音源もあるのですが。

うーん。やっぱり難しいな。




自作スピーカーの周波数測定(1)

マイクを買ってきました。
もうちょっとマジメに測定してみたいと思います。
今回のポイントは10円インシュレーターの効果です。

自作スピーカー1号機、小型バスレフ(FF85WK使用)のデータです。
スピーカースタンドの上に設置しています。

上は10円インシュレータなしの場合
下は10円インシュレータありの場合(3個使い)





8kHz以上が改善されていることがわかります。
低音~中音でのデメリットはなさそうですね。
10円インシュレーターはなかなかに優秀です。


2011年10月22日土曜日

スピーカーのパッキンを作成

スピーカーユニットに付属のパッキンでは心もとないので作成することにしました。
材料はダイソーで買った「梱包カバーシート」


厚みは約1mmということですし、適度に柔らかい感じなので、丁度いいかなあと。
これをカッターナイフで加工するのですが、
型紙として、スピーカーユニットに付属の取説の図面を拡大コピーしました。
そして切り抜いたものがこれです。


凄く簡単です。
さっそくスピーカー自作1号機に使ってみました。

…思ったよりよくないです。

どうしてだろうと思ってみてみると、パッキンの一部がはみ出していることが判明。
そこで気密度が下がっている可能性があります。
そこを切り取ると、

非常によくなりました。
付属のパッキンを使うよりもいいです。
低音はもともとあまり出ないのですが、少しだけ量感が増した気がしますし、
高音も伸びがよくなったようです。
…ちょっと言葉では上手く表現できないですね。


あとで2号機もやってみようと思います。
プラシーボの可能性も高いので、変更前後の周波数測定をしてみようかな。


吸音材の効果ではなかった…

吸音材で効果があると思い、いろいろ他の素材で試してみようと思い立ち。
ダイソーでメラミンスポンジやら梱包カバーシート(引越しのとき皿などを保護する)を購入。

いろんな大きさにスポンジを切って試す。
使っていたもの(30mmx100mmx3mmぐらいに薄くきったもの)よりも大きなものでは悪化。

ならばもっと薄い(1mm)の梱包カバーシートならどうか?
…だめかも? おかしいな。

いっそもう一度吸音材の無いときの音を聴いてみよう…
あれ?いいな。
いったいどうして?あのときは効果があると思っていたのに。
思い込みだったのか?

前回の吸音材トライのことを振り返ると

最初にやったのは、空気室にメラミンスポンジを入れた。
結果、酷い音だったので、取り出して、次にダクトの出口近傍に入れた。
そうしたら改善した。

もしかしたら
吸音材の効果で改善したのではなくて、スピーカーユニットを取り付けなおしたから?
そういえば、パッキンがぐにゃぐにゃだったのを整形して取り付け直した気がする。
そんな些細なことで改善したのかな?

そういえばスピーカーユニットを取り付けるときのパッキンは気にしていなかった。
もしかしたら変な取り付けになっていて、空気が漏れていた?
うーん。
今となっては確かめようも無いなあ。

パッキンを自作して試してみようかな?
わからんことばかりで楽しいです。
うーん。

2011年10月18日火曜日

吸音材で改善できたか?

1日に2回ブログを書くのは初めてです。

あれから「吸音材を使ってみよう」ということを思い立ち、実験しました。
以前使っていたメラミンスポンジを5mm程度に切った物を見つけたので、それを使用。

まずはスピーカーを外して、空気室にいれます。
いろんな人が、ここに吸音材を入れているのを知り、マネをした次第。
ところが、まったくの逆効果。
周波数測定する気持ちにもならないくすんだ音になってしまいました。
吸音室は中高音の気になる場合に入れる箇所なのかも知れません。

そこで次にダクトの中に貼り付けてみました。
中と言っても正面のダクト穴から手が届く程度の場所。
これは……改善した気がします。
ボーカルが生き生きとしてきた感じです。

気のせいなのかどうか、昨晩と同様の方法で周波数測定を実行。
その結果が下になります。
上図は改善前(昨日のデータ)で、下図が改善後です。




スペクトラム波形は「形」をみないといけないですね。
レベルが同じならいいのですが、毎回そこまで調整できないので…

さて、この2つを眺めてみた結果ですが、
改善後(下図)のほうが、2kHz以上の落ち込みが少ないことがわかります。
2kHz以下が吸音材で減衰したということなのかも知れません。
400~500Hzの落ち込みは相変わらずなので、これはこのスピーカーの個性かな。

いずれにしても、かなり聴きやすくなった気がします。
吸音材=悪、と思い込んでいましたが使いようですね。
「失敗作」を一時撤回して、もうしばらくこいつと付き合ってみたいと思います。




2011年10月17日月曜日

イコライザーで調整してみる

測定した周波数特性によると、自作2号機は2kHz以上で特性が急に落ちてました。
聴いている音の不満の原因が、本当にそれなのかどうか?
確認するためにイコライザーをかませてみることにしました。

本当は余計なものを間に挟むことは音質ダウンになるので避けたいのですが…
あくまで確認のためということで。

foobar2000のイコライザ機能を使います。
そして2.5kHzから上の周波数を2メモリ程度上げて再生してみました。

見事に改善されました。
やはり問題はここだったのか。
しかし、原因と対策がわからない。
いったいどうしたら?

空気室の大きさとスロートの面積の調整で改善できる?
うーん、わからん。
しかもどう調整するといいのかわからん。
やってみないとわからんのかな?


スピーカー特性の測定

自作2号スピーカーのバックロードホーンは実際にどうなの?
ということを、できる範囲で調べてみました。
手持ちのボイスレコーダー+フリーソフトを使います。
本当はマイクが欲しいのですが、「できる範囲」なので仕方ない。

 ホワイトノイズの生成に、WaveGene(フリーソフト)
生成したホワイトノイズの再生は、いつものfoobar2000(フリーソフト)
録音はサンヨーのボイスレコーダー
残念ながらMP3でしか録音できません。
MP3→WAVの変換に、xrecode II (フリーソフト)
WAVの周波数解析には、WaveSpectra(フリーソフト) 

以上、少々めんどくさい手順ですが、「できる範囲」はできたかなあ というところです。 
結果は下記。上は自作1号スピーカー、下は自作2号です。




案外おもしろい結果になりました。

自作1号はバスレフの影響で、一定の周期で谷間ができてます。
でも、全体にフラットな特性にみえます。

自作2号は2kHzからガックリと特性が落ちているように見えます。
逆に2kHz以下がバックロードホーンでブーストされているのかも知れません。
この段差が不自然な感じを出しているのではないか?
400~500Hzでぼっこり落ちているのも気になります。これは誤差?

うーん、どうなんでしょう?
特性分析のグラフの見方がわからない……せっかく作ったのに。



2011年10月15日土曜日

薄型スピーカーを自作する計画

バックロードホーンを使ってきたのですが、どうにも不得手なソースが良くなってきません。
気分を変えて、自作1号の小型バスレフに戻してみました。

こっちのほうがいいな…
バスレフの方が我が家向きだと再認識。

バックロードホーンは、ある程度の音量が無いと良いところが出ない感じです。
難しいものですね。
BHに期待するものが大きすぎたのかも知れません。
組み立ての失敗もありましたし、塗装もだめだったし。
これは失敗に分類しないといけないようです。

あとは形ですね。
BHとしては非常にコンパクトなのですが、
コーナーに置いたTVの両脇にスピーカーを配置するので、
奥行きがあるスピーカーを使うと画面が見にくくなってしまうのです。

せっかく自作するのですから、次は環境にあわせたものを作ろうかな、と。
薄型のものにトライしようと思います。
1号機+FF85WKは現時点でのベストなので、
BHから83Enを流用して、小型薄型のダブルバスレフにしてみようと思います。

失敗しても楽しいですね。


2011年10月10日月曜日

自作バックロードホーンスピーカー 製作後2週間

組み立て精度が非常に悪い。
塗装が気に入らない。
という問題を抱えつつ2週間が経過。

一般的にエージングは1ヶ月ぐらいという話らしいので、
まだエージング途上という段階なのだと思います。
それでも最初に比べると、ロック系の音楽も良くなってきました。
…自分の耳が慣れてきただけなのかも知れませんが

以下、音楽ソース毎の感想です

●クラシック
以前の小型バスレフと比較すると、明らかに得意な分野です。
中低音が良く出ますので、チェロの音域が膨らみました。
結果、オーケストラの音の迫真感が増しました。
バッハのチェロソナタを聴くと顕著にわかります。
反面、古楽器による演奏は少し面白くなくなったような気がします。
なんでだろう?
いわゆるモダン楽器の方が良く聞こえます。

●フュージョン、ジャズ
ベースが良く出ますので、これも得意な分野です。
重低音域まで出ているわけではないので、
本気でジャズが好きな人には、きっとこれでも不足でしょうね。
でも8cmフルレンジですから、そこは欲張れないところです。

●ロック、ポップス
ものによっては非常に不得意なものがあります。
それでもエージングで改善されつつあるので、
まだ不得意と決めつけてはいけないかも知れません。
特につまらないのが、エアロスミスとシャラマー。
なんの接点も無い両者なので、いかに私が悪食な音楽リスナーか判明しますね。
もともとの録音が良くないのか?
それともチェロやベースの少し上の周波数で不足があるのかも…
ともかく音が「前に出てこない」ようなもどかしさがあります

●JPOP
意外と悪く無いです
上述したロック系のあとでいくつか試してみたのですが、
今のところ「これはダメだ」というのはないです。
「音が出ていない周波数」が仮にあるとして、
JPOPのメインは、その上の周波数帯域がメインなのかも知れません。
そういえば男性ボーカルの曲はあまり聴いてません。
もしかしたら、そっちの中に不得意分野があるかもですね。


あと2週間ぐらいすると、また変化してくるのかな?

2011年10月5日水曜日

PCパーツの買取

ソフマップのホームページにはPCパーツの参考買取価格があるんですね。

http://www.sofmap.com/kaitori/

持っていても仕方が無いビデオカードとか、売ったらどんなもんか見てみると…

400円

うーん。辛い世の中だなあ。
まあ、7600GSなんて中古で買う人がいるとは思えないし、この値段なら売りかな?
最期は希少金属の再利用になるかも知れないし。

それにしても参考とはいえ価格が見積もれるとは素晴らしい。
うーん。進んだ世の中だなあ。

2011年10月3日月曜日

USB-DAC TEAC UD-H01

TEACから非同期転送モードのUSB-DAC UD-H01が出ました。
これまでは、RATOCのRAL-24192UT、ONKYOのDAC-1000が次の買替え候補かなと思っていましたが 選択肢が増えました。

この秋、冬でまだまだ新製品が出てきそうな予感もあります。
なんせPCオーディオは発展途上分野ですもんね。


TEAC UD-H01
http://www.teac.co.jp/audio/teac/udh01/

RATOC RAL-24192UT
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/ral24192ut1.html

ONKYO DAC-1000
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purecomponents/accessories/dac1000/